2011年1月22日土曜日

就職の攻略本の裏側

就職試験を受ける前に多くの人が活用するのが就職の攻略本や赤本といったたぐい。
たとえばゲーム攻略本でもわかるように、こういった参考書系の最大のメリットは、なんといってもその豊富な情報にあります。

特に就職試験の中でも一番気になるのが面接試験ですが、攻略本では、主に、よく訊かれる内容や、受け答えの模範例などが記載されていることも多いようです。
こういった参考事例は事前の準備にもとても役立ちますが、全部うのみにして、丸暗記できればそれでいいというものでもありません。

一般的にこれら就職の攻略本や赤本類は、就職について独自に研究している会社が発行してるのですが、実際は、企業から依頼され、就職試験専門の面接官なども請け負っている人材コンサルタント会社などが、企画出版に大きくかかわっています。
就職の攻略本は実際に体験したことを元に書いてありますし、プロたちが対策しているのでそれなりの情報量や正確さにも期待できます。

ただし就職の対策本や赤本などに書かれていることはもはや基本的なことで、誰もができて当たり前なこと。それすら知らずに、できないことを決める、いわば「不合格の基準」のような位置づけ、利用するというのが正しい方法です。

就職試験を望むにあたり、攻略本や、対策本は、それをこなせば、合格できると満足しているような勘違いしている人も多いのですが、そんなに現実は甘くはなく、攻略本も、まずは、最低限の段階。
特に今の時代は、年々企業が求めている人材や、就職試験の内容も変わってきます。
最低限、就職の赤本や対策本は最新のものを活用し、まずは知識として網羅しておくことは当然のこと。
そこから先のことこそが本当の就職試験対策なのです。