2012年2月19日日曜日

面接で「ユニーク」をはき違えないこと

最近の就職試験の面接では、ありきたりな返答を期待しない企業が増えているというイメージがあるようです。
一昔前までは、よくある模範解答的な受け答えが主流でしたが、今ではそういった受け答えでは個性が出ず、他に埋もれてしまうような印象があるようですが、それも少し勘違いしている学生がいるようです。

特に新卒者の中には、他の学生にはない「個性的な」とか「ユニーク」という人材がもてはやされている、と思いこんでいる人が多いようですが、実際は、日本の場合、どぎつい個性は社会で敬遠される傾向があるのは、未だに変わらないと言うことを、まずはよく知っておくべきでしょう。

また、自分を強く自己主張しすぎるのも、日本の社会ではかなり嫌がられると言うのも実際のところです。
かといって、消極的な人も直ぐに落とされてしまうので、そこの絶妙なバランスが合否のポイントにもなります。

ただし実際のところとしては、そううまくは自分を表現できないと言うのが学生たちの本音でしょう。

また、就職と言うのは相性もあるので、無理に自分を偽って、運よく就職できたとしても、結局そのままの自分では居心地が悪くなり、精神的にはあまりいい状態にはなりにくいと言う現実もあります。

「ユニーク」という言葉は「人とは違う」という突飛なイメージでとらえるよりも、少しでも人よりもすぐれている何かを、如何にうまく相手に使えることができるかということでもあります。

ただし出すぎた方法では、面接官に嫌われてしまうことをくれぐれもお忘れなく。
日本の文化はあくまでも奥ゆかしさ、さりげなさ、そしてち密さを持っている人がもてはやされるのです。