2011年7月28日木曜日

新卒者は仕事に対する考え方次第

「就職難の時代」や「平成の就職氷河期」といわれてから、すでに数年が経過していることもあり、いい就職先が決まらないのは、景気のせいや、社会のせい、日本の経済のせい、と責任転嫁のような考えを持っている新卒者も実は少なくありません。

確かにバブルのころと比較して、今の就職はとてもハードルが高く、自分の理想の仕事や会社にありつけることは、かなりの努力が必要なのも事実です。

でも自分が予想通りに就職できないことを運や時代のせいにしてはいけません。
どういった時代であっても、できる人はそれなりに評価され、できる人は、しっかりと生きていけるという事実こそが世の流れなのです。

実際、最近の若い人は、あまりに我慢が出来ない、といわれています。
面倒くさいこと、難しいこと、誰もやりたがらないことは、積極的に避けている傾向はありませんか?

また、わからないことやできないことに対して、すぐに答えを求めたり、マニュアルを探す人も多いのですが、考えて答えを導き出すプロセスにこそ、社会人として世の中で生きていくためのとても大切な部分である、ということを、ぜひ知ってほしいものです。

就職難の時代に、自分の行きたい職場につけなかった人も多いことでしょう。
でも与えられた仕事から学べることが必ずあるはずです。

紙の上でのテストでは効率的に学ぶ方法があったとしても、効率的に社会で生きていくすべは、それなりに回り道をしなければ、そう簡単には知ることはできないのです。

新卒者の方は、社会に出て1年生。
わからないこと、できないこと、知らないことはあって当然です。
そこで安易に近道を探すのではなく、確実に自分のものにすることこそが、社会人としての成長にもつながり、自分のスキルにもなっていきます。

「仕事を辞めたい、つまらない、こんなはずではなかった・・・」と感じている社会人もたくさんいますが、会社のせいにするのではなく、自分の考え方を変えることで、それはスキルアップにもつながることがあります。

特に新卒者の場合、まだ何も「社会」という仕組みや実態を知らないのに、浅はかな想像だけで、勝手に社会を評価しているようでは、どんな会社に入っても、きっと長くは務まらないでしょう。

2011年7月26日火曜日

一度転職すると癖になる?

転職を経験した人の中には、1度にとどまらず、2度、3度と繰り返している人もいます。
実は一度転職をしてしまうと、その後も軽い気持ちで転職をしてしまうことが多く、特に再就職先が思いの他、早く見つかった人ほど、転職を繰り返してしまう傾向があります。

転職をくりかえすことには、さまざまな理由がありますが、まず転職を希望する人は、再就職先に今よりもいい職場環境や条件を期待していることが多く、その期待が外れることで、さらなる転職を行うことが多いもの。

再就職の際は、気持ちの中が、いわば「隣の芝生は青く見える」ような状態なので、あまり強く期待しすぎないことが大切です。

また、すぐに再就職先が決まる人の場合、「やめてもまたすぐに仕事が見つかるから」、というった根拠のない安心感のようなものが、根底にあるケースもあります。

再就職先がすぐに決まるような場合は、採用した職場環境が実はあまりいい環境ではなく、常に人を募集しているような会社に就職してしまうこともあり、結局は、また職場に不満が起こって、再び転職せざるを得ない状況になりやすいので、注意が必要です。

一般的に転職はよほどのスキルがある人でない限り、2回以上行うと面接の際に印象が悪くなってしまいます。

海外では転職=スキルアップというイメージがありますが、日本では、いまだに終身雇用の考えが根強く残っています。
転職=我慢のできない人、協調性のない人、と思われがちなので、転職先を探す場合には、今度こそ本当に新しい職場で働き続けることができるのか、慎重に考えて行動する必要があるのです。

2011年7月18日月曜日

転職は計画的に行うこと!

働いている人は、何かあるたびに転職がちらつく・・・とんなこともよくある話です。
もともと仕事というものは、組織に属して行うことなので、自分が経営者ではない限り、自分の思い通りにいくことはまずありませんし、やりたくない仕事をさせられることや、人事評価で納得しないことなどは、さほど珍しいことではありません。

でも、人というものは、他の世界がよく見えてくるもので、いわゆる「隣の芝生は青く見える」というのも、職場環境ではよくあります。

そこで短絡的にすぐ会社を辞めて転職するというのは、ちょっと行動としては浅はか。
転職というものは、タイミングも大変重要で、自分の思い通りに進むことはとても難しい、という現実があるということもよく知っておきましょう。

もし、どうしても今の職場に納得いかず、強く転職を望む場合、まずは転職のタイミングとしてどうなのか見極めてみてください。

まず若い人の場合、短い期間での転職は、次の会社でも飽きっぽい性格と思われがちなので、注意が必要。
印象としては、30才より若いのに、2回以上転職しているようでは、次もあまり自分に合った職場環境には巡り合えないようです。
これは、触媒に問題があるのではなく、その人の仕事に対する考え方、会社についての知識が足りないことも原因の一つ。
まずは「我慢する」ことも覚えなくては、社会人として不十分です。

また、40台を過ぎた中高年の場合、特にまだ独立していない子供がいるようであれば、転職は慎重に行う必要があります。

次の仕事が見つからない場合の無収入の期間は、家計への打撃も強く、そこから家族全体の人生設計が狂うこともあり得るので、転職する際には、次の仕事がすでに決まっている、といった、無職の空白期間がないようにしておきたいものです。

30代の働き盛りの人は、一番転職がしやすい時期でもありますが、できれば、転職もこの1回で終わりにしておきたいもの。
転職を強く希望するのであれば、まず会社を辞める前に、さまざまなスカウト会社に登録し、自分をアピールしておきましょう。

いずれにしても、転職は思いつきで行ったり、短気を起こして行うと、失敗する確率が高くなります。

転職を考えているときこそ、より計画的に、あらゆるリスクを考えて、本当に可能かどうか、よく見極めることが大切です。

2011年7月12日火曜日

40歳からの転職

働いていれば、何度か仕事を辞めたくなるような状況に遭遇することも多いのですが、そこで思い切って、転職を希望するかしないのかは、その人次第。

日本の企業はいまだに年功序列を重んじている企業が多く、そういう点でも、特に30~40歳の人たちが、出世に悩み、昇給しない点で転職を考えるケースも少なくありません。

特に最近は企業によっても能力性を重視している会社が増えており、自分の能力が年功序列の古いシステムによって、うずもれてしまうと感じる社員は、本気で転職を考えることでしょう。

また女性の場合も、いまだに古い考えの元、性別で出世が拒まれているケースが後をたたず、キャリアを自負している場合は、やはり中年期に転職がちらついてきます。

実際、海外では優秀な人ほど、実は転職してどんどんキャリアアップをするということが、当然のように行われており、日本のように終身雇用という感じで、新入社員から最後まで1つの会社で過ごすという方が、珍しい場合もあるほど。

ただし日本では転職は仕事が続かない人、我慢、忍耐がない人というイメージをもたれやすいので、そういう点で慎重に行う必要があるというのが現状です。

特に40代からの転職は、慎重に行う必要があります。
家族がある場合はなおさらで、転職をする際には、新しい就職先が決まってから行うというのが一番安全な方法でもあります。

また、思った以上に転職先がすぐには見つからないことも考え、あくまでも転職を望んでいることは他人には言わないというのが基本。

自分のプライベートな時間に水面下で転職サイトをチェックしたり、スカウト会社にエントリーするなどして、できる範囲の転職活動を行ってった方が無難です。

実際40歳からの転職はイメージ通りにはいかず、苦戦を強いられている人も多いもの。
まずはできる限りの転職ジ情報を入手して、はなして魅力的な転職先があるのか、現状を知っておくことが大切です。

実際さまざまな転職サイトを見たのち、やはり今のままで我慢したほうがまだまし、と納得する人も多いのです。

2011年7月4日月曜日

何のために働くのかよく考えよう

多くの学生が、最終目的として就職するというのが、社会の仕組みです。
とはいえ、ここ最近は、就職難といわれていることもあり、できるだけこのタイミングで就職しなくてもいいように、とりあえずは、避難措置のように大学院などに進学する学生も少なくありません。

実際、就職とは、「自分で稼ぐ」ということになります。
一般的には、学校を卒業し、就職先を決め、自分のことは、自分で賄うというのは責任の表れでもありますし、そういう点では、働いてこそ、社会人として認められる、という見方もできます。

学生は、長い目で見ると、就職するため、社会に出るためにさまざまなことを学んでいることにもなるのですが、では就職した後、今度は、仕事に求めることは一体何でしょうか?

自分のしたい仕事を就職先として求める人もいるでしょう。
この場合は、自分の楽しみや生きがい、やりがいがメインとなるので、たとえその仕事に対する報酬が少なかったとしても、満足している人が実は少なくありません。

一方で特にやりたいこともない人が、なんとなく就職した場合、賃金面や、仕事の内容などが理由で、その会社を辞めたくなることが多い現実があります。

そういった場合、果たしてそれは会社だけに問題があるのでしょうか?
就職や仕事に何を求めるかがはっきりしない限り、どんな仕事をしてもきっと満足できないことになり、すぐにやめたり、転職を繰り返すことにもなります。

逆に他人から見て、どうしてそんなに大変な仕事なのに、辞めずに続けているのだろうか、という仕事について、黙々と働く人も大勢います。

きっとそういう人たちは、その与えられた仕事にしっかりとした意味を見出しているのでしょう。

また、仕事に賃金や報酬を求めている人は、割り切って大変な仕事も淡々とこなす傾向があります。

就職しても長続きしない人は、自分は何のために働くのか、その意義をよく考えてみることで、次の再就職では、前とは違って、がんばれるかもしれません。