2011年2月26日土曜日

キャリアやイメージを捨てて就職先を探す

「就職したくても雇用がない」と今では社会的な問題にもなっていますが、実は慢性的に雇用が足りない分野もあり、それはそれで、深刻な問題となっています。

特に医療や介護の分野では、働く人材が足りないことが、ずいぶんと前から注目され、政府はすでに外国からの人材を受け入れはじめています。
なかなか就職先が決まらずに困っている人や、転職を考えている人は、思い切って今までのキャリアを捨てて、新しい分野に挑戦してみるのも一つの手。
実際、多くの人が、今まで全く経験のなかった分野で、1からキャリアを積み重ね、資格をとったり、スキルアップをしています。

確かに一度身に付けたキャリアを捨てしまうのは、もったいないと感じる人も多いでしょう。ただし、今の現状に満足できない場合、新しい道を選択するのも、けっして間違った方法ではありません。特に介護の分野は、人に求められて働く仕事でもあり、それだけでやりがいにもつながりやすいもの。確かに労働条件や、労働環境が見劣りする点なども指摘されていますが、政府が注目していることでも、改善が期待できそうです。

また、転職の場合、過去の職種やキャリアに全くこだわらないことで、選択肢が広がり、おのずと再就職先もスムーズにきまり易くなります。

なかなか内定がもらえず、悩んでいる新卒者や、退職後、再就職先が決まらずに困っている人の中には、実は会社の名前だけで判断していたり、仕事内容とキャリアのギャップにこだわりすぎて、自ら選択肢を少なくしているケースも少なくありません。
「できる仕事」「やりたい仕事」ではなく「できるかもしれない仕事」ととらえてみると、今まで検討すらしていなかった、新しい職種にも、案外興味がわいてくるかもしれません。

2011年2月24日木曜日

カフェ面接でチェックされる点

今日、たまたまズームインを見ていたら、新卒者の就職対策について特集していました。
そこで。興味深かったことは、「カフェ面接」について。

一般的に面接試験は会社の一室で事務的に行われることが多いのですが、最近は各企業趣向を凝らし、カフェやファストフードなどで面接を行うケースもあります。

これは面接担当者に会った瞬間から、帰るまでの間、その人の振る舞いをすべてチェックされるので注意が必要。
まさに一般常識や、人間性、社会的常識やモラルといった、社会人としての基本を持つ人間かどうか、すべて確認されています。

番組では、カフェ面接の一般的なチェック事項として、
1、まず店内に入った時に扉をかけてもらったとき、お礼が言えるか?
2、オーダ-は面接官と同じ値段程度のものを注文できるか?
3、支払いは、自分で払うことを前提に、そういったそぶりを見せているか?
4、商品は自分で運び、相手の分も運ぶ配慮があるか?
5、ごみはしっかりと捨てているか?

などを参考に挙げていました。

でもこういったことは、まさに社会人として、基本中の基本。当たり前というか、常識の範囲ともいえます。

特に試験官と同じような値段のものをオーダーするという点は、案外できない人がいるかもしれません。
これはカフェに食べに来ているのではなく、面接試験です。
思わず値段も気にせず、自分の好きなものをオーダーすることは、周りの状況を理解できていない、いわゆる空気が読めない人というイメージを持たれてしまいます。

気配りや心遣いといった点も、社会人として必要なことであると、ぜひ念頭に置いてカフェ面接に臨みましょう。

2011年2月23日水曜日

面接でのアピール力と「自分しかできないこと」

就職難の時代の中、それなりに有利といわれているのは、やはり高学歴(つまり偏差値の高い学校で成績優秀)であること。
基本的に日本では学歴社会がいまだに根強く残っており、さらには「高学歴」という言葉の裏に、勉強のために努力を惜しまなかった、という粘り強さ(根性)があることや、理解力が高い(もともと頭の回転が速い)、といった点でも、他に人に差をつけるかなりののアドバンテージ力があります。
 
実はこういった点では、とにかく一芸が秀でていることや、スポーツで優秀な成績をおさめた人にも、匹敵する部分があります。

たとえば、富士通は、2012年春入社の新卒採用で、スポーツや社会貢献、勉強、起業などで実績を挙げた、いわゆる「一芸に秀でた学生」の特別枠を3倍に拡大すると発表。
昔から、スポーツや社会貢献にかなりの実績と経験を持つ学生は、就職にも有利といわれてきましたが、就職が難しい時代には、こういったところでいかに他の人と差をつけるかが、重要なポイントにもなります。

ちなみに 日本経団連が企業に取ったアンケートによると、企業が学生に求めるものは「主体性」「コミュニケーション能力」そして「実行力」。

特に「主体性」については、最近の学生にとってはウイークポイントとみられており、企業側は面接試験で厳しくチェックします。

主体性を持って自ら積極的に行動がとれる、ということは、自分自身に社会人としての責任感がしっかりと身についているということの表れ。
面接試験では自分しかできない、何かをしっかりとアピールできなくては、周りにうずもれ、いつまでも内定を勝ち取ることはできません。

中には、学歴も、成績も、スポーツも、これといって特別アピールできるようなことはない、と悲観的になる人もいるかもしれません。
でも、自分だからできた何か、自分が責任を持ってやってきた何か、はきっとあるはずです。

「就職難の時代だから」「不景気だから」と、思い通りに就職できない難しさを、とかく世間や時代のせいにしがちですが、こういった一人ひとりの責任感や社会性をしっかりと見定める企業の姿は、決してバブルのころとは変わってはいない、ということはしっかりと念頭に置いておくことも大切です。

2011年2月22日火曜日

人気の高い職業=収入の多い職業

就職難の時代は、理系が有利といわれてきましたが、氷河期とも言われたここ数年は、新卒者の就職ではやはり文系よりも理系のほうが断然有利。ただし、理系であっても、語学もたけているような、文系的な要素も兼ね備えていないと、そう簡単に内定をもらうことはできません。

特に男性は、「理系ではないとつぶしがきかない」と陰でささやかれるほど、親の世代で子供を理系に進ませたがる傾向は年々高まっています。
これは文系の仕事は理系の人でもこなせるが、高い専門知識が必要な理系の仕事は、まず文系の人では無理、というのがその大きな理由。
実際、大学へ進学する高校生の希望学部を見てみても、最近は理系学部が人気です。
こう就職難と騒がれていると、とにかく専門的な知識や技術を学ぶことで、将来的に就職しやすくしていくしかない、という本音を垣間見ることができます。

一方で人気の職業といった面で見てみると、理系の仕事であればどんな職業も高い人気、というわけではありません。
あくまでも人気がある職業は医師や薬剤師などに代表される医療関係の仕事。
医療関係の仕事は、職種によっては労働はかなりの激務、ともいわれていますが、今後も医療系の雇用は増える一方なので、それを見据えて、あえて選択する人が多いのも最近の傾向です。

逆に工学部系の仕事は、案外学生には人気がなく、実はその陰で、中小企業の後継者不足が社会問題にもなりつつあります。
工学部系の職種は、エンジニアとしてはとても魅力的だけれど、実際に得る収入の面から見たら、他の分野を選択したくなる、というのがエンジニアを敬遠する大きな理由の一つ。
実際、工学部を卒業しながら、結局は銀行などに就職する学生も数多く見られます。

ちなみに、とある統計では、エンジニアとして電機メーカーで働いている人のうち、半数以上が、自分の子供には同じ仕事をさせたくないと思っているのだとか。

そういった面でも、この不況の時代、人気の職業は、すなわち収入の多い職業、というのが実際の本音ともいえます。

2011年2月20日日曜日

新卒者の面接で見られているのは「自立心」

新卒者が就職試験に臨む場合、その多くが、事前にあれやこれやと、面接試験の対策をいろいろ行っていることと思います。
就職試験の中でも企業が重要視するのは、やはり面接試験なので、そういった点で対策をするのは決して間違ってはいません。
今はなんでも情報化の時代。ちょっと本屋に行けば就職試験対策の赤本といった類がたくさん売られていますし、インターネットでも様々な情報を入手することができます。
転ばぬ先の杖、ではありませんが、あらゆるケースを想定して、面接の対策をとることも大切です。

また最近では新卒者向けの、面接対策予備校のような、さまざまな塾までできています。
ただし、こういった業者を利用するにはかなりのお金がかかります。
できることなら、多少の資金を投資してでも、なんとか就職試験に受かりたいのは、誰もが思うこと。
でもその多くは、実際に試験に臨む子供ではなく、親の方が心配して、いろいろと手配しているという背景もあるようです。

でも企業が就職試験で一番見極めたいところは、その人がいかに社会人として自立しているか、ということ。
新卒者の場合はなおさらです。

最近の面接試験では「もしこのまま就職先が決まらなかったら、あなたはどうしますか?」という質問も数多くされています。

中には、「就職浪人してでも探す、」と答える人もいるでしょう。
「学校は卒業し、フリーターをしながら、第二新卒者扱いで、探す」という答えもあります。

こういった質問は、いかに親元から自立しているか?という姿勢もチェックされている一面もあります。
大学に残って就職を探すことは、結局親の資金を当てにしている、つまりまだ親に頼っている、と思われるかもしれません。

もう自分は社会的に自立する覚悟ができている、ということを、しっかりとアピールできなければ、企業はまだその人を一人前の社会人としての自覚が感じられず、そう簡単には受け入れてくれないかもしれません。

2011年2月18日金曜日

就職の広報活動が遅くなるということは

企業は、来年度以降の新卒者の採用活動の開始時期を、前年度より、遅くする傾向があります。

従来は、大学生の場合、およそ、3年生の10月から就職活動が本格的に開始されていました。
ところが就職難で、就職活動が思った以上に長引いている影響もあり、来年度以降は、12月あたりをめどに始めたい、と考えている企業がちらほら出始めています。

その背景には、日本経団連が、会員になっている企業に対し、就職に関する広報活動を、従来より2か月遅らせるよう、指針を出したことも大いに関係しています。
また、新卒者は就職活動がどんどん早まるばかりで、学業に専念できない、といったこともずいぶんと前から指摘されていました。

ただし、この2カ月の遅れは、全部の企業に限った事ではありませんし、特別に統一されているわけでもありません。
なので大学生は、自分が就職試験を受けたい企業の広報活動が、一体いつから始まるのか、よく確認しておく必要がありますし、そういった面では、やや混乱する可能性もあります。

また、企業が就職に関する広報活動や試験の時期を遅らせることによって、自分のライバルはその2カ月を有効に使い、よりパワーアップするかもしれない、といったことも、ぜひ念頭に置いておきましょう。

特に文系の学生で、海外留学を考えていた場合、この2カ月の遅れは、自分にとって就職の準備期間の延長にもなり、プラスとなるかもしれません。
逆に考えてみれば、そういった学生が、就職試験に万全の態勢で臨めるようにもなるのです。

また、企業の新卒者に対する広報活動が遅くなる理由には、新卒者が少しでも長く学業に専念できるように、ということ。
つまり、新卒者の学力が下がっている、ということも、その裏ではかなり問題視されています。

延長した2カ月をどう過ごすのかはその人次第ですが、ぜひその貴重な60日を有効に活用してほしいものです。

2011年2月16日水曜日

就職、転職に資格を生かすには

ここ数年は、不景気のあおりで、新卒者ですら、就職はとても困難。
自分の望む職業に就職することは、過去の時代とは比較にならないほど、年々難しくなってきています。

ただし、自分の望まない職業に就職したため、せっかく就職が決まっても、しばらく働いたのちに、転職する人も、実は少なくありません。
転職は新卒者の就職以上にライバルが多く、狭き門となっているので、そこからの再就職先探しも、まさに困難を極める、といった現状があります。

そういった背景もあってか、最近は学生が資格をとることに、必死になっている、という話もよく耳にするようになりました。
確かに就職に有利な資格さえあれば、何かと心強いもの。
有資格者はそれだけで転職しやすく、優遇されることも多々ありますし、資格を持っている人が少ないために、案外、売り手市場、という職業もあるので、資格をとることも、決して無駄ではありません。

ただし、資格といっても、だれでもとれるような資格は、就職、ましてや転職にはあまり通用しないもの。
あくまでも、それなりの価値がある資格ではないと、就職のためのツール、自分だけの武器にはならないのです。

また、最近の再就職先に絞ったランキングを見てみると、特に資格を生かした仕事が上位に食い込んでいるといった、傾向があります。
それも実は「薬剤師」といったような、かなりの難易度が高い資格が中心。
特に、薬剤師女子生徒にとても人気の職業で、この背景には、実は親が子供に希望する職業、という点でも共通しています。

そういった点では、「視能訓練士」も最近注目されている職業の一つ。
実は、視能訓練士は女性が多い職業としても注目されており、今では実際に働いている視能訓練士の約の90%が女性なんだとか。
薬剤師とともに、専門科目のある4年制の大学を卒業する必要がある資格なので、そう簡単にとれない分、有資格者はかなりのアドバンテージをつかむことができます。

男性の場合も、やはり特殊技能や資格がないと働けない職業が、転職ランキングでも、常に上位。
もともと日本での就職は、文系よりも理系が有利、といわれてきましたが、特にこの不景気の時代は、その傾向がさらに強くなっています。

医師をはじめとした、医療関係の職業は、まず就職先に悩む心配がないので、その点では資格を取ることが有利な就職にも直結します。
また、こういった医師や薬剤師など、資格が必要な職業や、公務員といった安定した職業は、親が子供に望む就職先としても常に上位になる傾向があります。

不景気で就職難という問題は、これから就職する子供だけではなく、その親にとっても重要な関心ごと。子供の就職に親も大いにかかわっている、という背景をそこでもうかがい知ることができます。

2011年2月14日月曜日

高学歴だからといって、そう簡単に就職はできない!

一般的に、就職は高学歴な人ほど有利に展開するもの。
特に東大、京大といった偏差値の高い大学を卒業すれば、おのずと名前のよく知られた、有名大手企業に就職しやすくなります。
一方で、そういった高学歴な学生たちは、民間の企業ではなく、官僚への道もあります。
どちらかというと今までは、偏差値の高い大学から、官僚というのがサクセスストーリー。
でもここ最近は、官僚のイメージダウンに加えて、人員削減による仕事量の多さ、賃金の低下が報道されていることもあり、官僚人気も、下降気味。
高学歴な大学生たちも、民間企業への就職を狙っています。

ところが、最近の就職状況は、単に学歴や偏差値だけが重要視されるのではなく、人間性などを総合的にみて、就職の合否を判断する企業が増えている、というのが実際のところ。
たとえ東大や一ツ橋大の学生であろうと、苦戦を強いられるケースも多々あるのです。

実際、今まで東大では就職支援の窓口はあえて大学では設けておらず、ようは何も学校側が支援しなくても、すんなりとほとんどの学生たちが就職先を勝手に見つけてきて、何も問題はありませんでした。
ところが最近、東大でも就職支援の様々な相談窓口を開設し、生徒の疑問、質問、悩みなどに答えながら、就職支援や適切なアドバイスを行っています。

また、最近は就職専門の塾のような、カウンセリング会社があり、高学歴の新卒予定者の間でとても人気なんだとか。
もはや学歴だけで、就職できる時代は終焉を迎えようとしているのです。

2011年2月11日金曜日

就職の面接で答えにくい質問

就職氷河期まっただ中の昨今。
なかなか内定がもらえずに、100社以上の就職試験を受けている新卒者も珍しくはありません。
これは就職する学生の人数が変わっていないのに対して、受け入れる企業の求人数が減っていることがその原因。特に大手企業への就職にこだわっていると、なかなか内定がもらえず、就職難民となってしまうリスクがより高くなっていしまいます。

また採用する企業側も、大手ほど、かなりシビアに人選を行うので、並大抵の成績や、就職対策では、そう簡単に内定をもらうことはできません。

特に最近は面接試験で、とても答えにくい質問をするケースが目立っています。
たとえば、「自分を動物に例えると?」という、ちょっと意表っを突くような質問は、簡単にこたえられるようで、なかなか適切な表現がしにくいケースも多々あるので、注意が必要。
模範回答ともいえるありがちな答えを企業は待っていませんし、かといって見当違いな発言は、そこで、印象を一気に悪くしてしまいます。

また、面接試験では、「たとえば~であった場合、あなたはどうしますか?」といった質問もよくされるのですが、こういった質問の答えには、必ずその裏側を突く皮肉や、否定的な発言がかえってきます。

そこで怖気づいて黙ってしまうのか、うまく切り替えしていけるかが、面接の重要なポイント。答えにくい質問ほど、臨機応変に受け答えできるように、自分の信念をしっかりと持ち、動じない気持ちも大切です。
また、答えが難しい質問ほど、黙ってはいけません。
どんな答えであろうと、自分の言葉を発しない限り、内定はもらえない!と強く念頭に置いて、面接に臨むことが大切です。

2011年2月9日水曜日

派遣会社の選考に通らない場合

正規雇用が難しい昨今、パートやアルバイト、もしくは派遣社員として働くしか、仕事がないという現実もあります。
ところが派遣の求人もそう簡単にはもらえないのが本当のところ。
派遣社員として仕事が決まると、うまくいけば、正規雇用としての道が開けることもあるので、そういった点でも派遣として働くことを希望する人がとても増えているのです。
実際、派遣社員で仕事をして、優秀な人材と見込まれた場合は、そのまま正社員としての再雇用させる企業も、年々増加しています。
また、派遣の求人の中でも「紹介予定」は、いずれ正規雇用することが前提の斡旋。
こういったチャンスは大いに活用したいところです。
ただし紹介予定の斡旋は派遣会社での社内選考に通る必要があるので、そこで通過しなくては、応募することができません。
でも、どうしてもそこ仕事についてみたい、せめて試験ぐらいは受けさせてほしい!と強く思うこともありますよね。

実は、こう言った求人が出るときには、ハローワーク経由でも斡旋してもらえることもあります。
というのも、人材を求める企業側は、派遣会社とハローワークの両方に求人を出すことも珍しくないのです。通常、紹介予定と言われる求人は、派遣会社経由で正規雇用を決めた場合、企業側は紹介料を人材派遣会社に支払わなくてはなりません。
この金額は派遣会社によって違いますが相場としては40万円前後だとか。

一方、ハローワークでの求人には、そういった紹介料が一切かかりません。
そういった経費がかからない分、企業は派遣会社と同時にハローワークにも一応求人を出すことが多いのです。

もちろん、正規雇用が見込まれる求人には、多くの人が応募しますし、人材派遣会社からもできるだけ優秀な人材が推薦されます。
そういった求人にどうしても応募したいのであれば、できるだけたくさんの派遣会社に登録し、それでもだめな場合は、ハローワーク経由で申し込んでみるのです。

2011年2月8日火曜日

派遣の求人と紹介予定

正規社員としての就職がなかなか決まらない場合、まずは派遣社員として働くのも一つの方法。ただし、派遣は、採用されても実際の雇用契約は、仕事を紹介した派遣会社と結ぶことになるので、福利厚生や給料の面では不十分。
あらゆる面で正規雇用より劣ることになります。それでも一定の収入が確保できるのは重要なこと。パートやアルバイトと同じように、つなぎとして大いに利用してみましょう。
また、派遣社員としての求人は、時に、正社員として雇用してもらうチャンスの場合も大いにあり得ます。
特に派遣の求人の中で「紹介予定」と言われるものは、正規雇用として予定している採用。こういった斡旋は大いに活用したいところです。
ただし、正規雇用が見込まれるような派遣の求人には、多くの人が応募するのが予想されます。また、紹介予定と言われる求人は、他の派遣の斡旋とは少し違い、まず派遣社員として働いてもらった人が優秀で、正規雇用されることで、紹介料の支払いが発生。
人材派遣会社は、企業から紹介料として、一定金額をもらうことで、その人材を企業へ渡す形になります。
このように派遣会社としても、紹介予定で無事正規雇用が決まれば、かなりの儲けが見込まれるので、それなりの優秀な人材しか、そういった求人に推薦してはくれません。

実際、紹介予定の求人に応募したいのに、派遣会社の社内選考で落とされ、チャンスをつかめない人も少なくないのが現状。
もし派遣会社に登録しているのに紹介予定の斡旋が来ないようであれば、直接派遣会社に問い合わせてみるのもいいですし、派遣会社から紹介予定の推薦がとれない場合は、別の派遣会社に登録して見るのも一つの手。複数の派遣会社で同じ企業の求人を行っていることが多々あるので、別の派遣会社経由でチャレンジしてみることで、紹介予定のチャンスが巡ってくるケースもあります。

2011年2月7日月曜日

派遣で優先的に仕事をもらうには

就職もままならないこの時代、とりあえず正社員にこだわらず、派遣で働くのも一つの選択肢です。
とはいえ、派遣社員であっても不景気のあおりは受けています。
ここ数年は派遣社員の募集も少なくなってきていますし、何もスキルのない人は派遣で働くことすら難しくなっている厳しい現状があります。

実際、派遣会社に登録していても、派遣の紹介が来ずに、結局複数の人材派遣会社に登録して、いる雇用を待っている人も少なくありません。
一般的には派遣会社に登録した後、しばらくはさまざまな求人の紹介があり、それなりのオファーが来るもの。
ここでより好みをして断ると、次第に派遣の紹介が少なくなってきます。

また、人材派遣会社のほうでもそれなりの人選を行っています。
効率よく確実に働いてくれる人を優先させるため、すでに派遣として企業で働き、その契約がもうすぐ切れそうな人には、優先的に次の派遣先を紹介し、スムーズに仕事が移行できるように便宜を図っているケースが多いようです。

人材派遣会社からすると、まずはその人がいかに働く意欲があるのかが、重要なポイント。そういった点では派遣会社に登録したての人は、働く意思がわいている、とみなされやすいので、とりあえずいくつかの派遣先を紹介してくれるものです。

一方で、自分の都合で派遣先の案内を断り続けている人は、派遣会社からの印象もどんどん悪くなってきます。
本当に働く意思があるのか、というのは派遣会社に限らず、働くうえで、一番肝心なところ。
せっかくのオファー断る場合は、どういった理由のよるものなのか、自分自身でよく考えて行動しなくては、チャンスをみすみす逃してしまうことになります。

2011年2月6日日曜日

転職は情報支援サイトを利用

転職を希望している人の場合、いかに新しい再就職先を見つけ、スムーズに転職するかが、最大のポイント。できるだけ転職はリスクを少なく行いたいものです。
たとえばインターネット上にある転職情報支援サイトは、運営する企業によって、それぞれ独自の方法で転職先を斡旋しています。
特に就職情報サイトや転職支援サイトで積極的に利用したいのが、マッチング機能。
これは今現在求人募集している企業側と、転職を希望している人の間をとりもって、うまくマッチングさせる仲人のような役割でもあります。

転職ではよく「スカウト」や「ヘッドハンティング」といった言葉を耳にしますが、これらは自分からアクションを起こさない限りない話で、まず自分から人材サイトや転職支援サイトなどに登録しない限り、スカウトや、ヘッドハンティングといった話は起こりません。

他にも、転職支援サイトでは就職先の情報を提供するだけではなく、随時支援セミナーなどを開催して、転職のノウハウを教えたりするサービスもよく見られます。
また最近は、就職や転職の専門コンサルタントによる面接の指導などが受けられるサイトもありとても人気だとか。

こういった転職情報サイトをうまく利用するには、まずインターネット上で個人情報を登録する必要があります。最近の転職サイトは登録自体は無料、ということも多く、もちろん会社をまだ退職していなくても、登録が可能。
会社を辞めずして、水面下で新しい転職を探すことができます。
また、こういった転職情報サイトに個人情報を登録するのは、少し不安、という人もいますが
、いわゆる大手の転職サイトであれば、まず問題はないというのが大多数の意見。
また、就職や転職の情報サイトを運営するのは人材紹介業に該当しますが、そういった仕事を取り扱うには事前に労働大臣許可番号を取る必要があります。
もし、何らかの問題があるようなサイトであれば、労働大臣の許可が取り消され、業務停止となるので、サイトを運営する側も、そういった点では常に細心の注意を払っている、といわれています。

2011年2月5日土曜日

優秀な人材は外資系に流れている

一般的に東大や京大、一ツ橋など、いわゆる一流大学を卒業した学生は、就職先にも困らない、といわれています。
特に東大はその後国家試験を受けて、官僚になるというのが、よくあるエリートコース。ただしこの流れも最近は外資系にどんどん優秀な人材が流れており、ずいぶんと就職状況も様変わりしています。

これは逆に考えると、東大や京大に準じていた大学の生徒はより就職が難しくなる、ということにもつながります。日本はいまだに学力社会で、学校のレベルは個人のレベルとみなされるのが現状。
偏差値で考えて、東大や京大よりも低い大学をを卒業する生徒は、その就職試験に東大生や、強大性がいることで、一気に不利な立場になります。
いわば、強力なライバルが現れた状態。
特に私立の大学生は就職試験でより偏差値に高い国立系の大学生に内定を取られてしまうケースが増えています。

この背景には官僚のイメージダウンがあります。
今後も官僚は給料が低い割に、仕事が厳しいという現状が起こることが予想されている分、優秀な生徒は、より賃金や雇用環境のいい一般企業への就職を目指すケースが増えることでしょう。

また外資系の企業はより優秀な人材を雇用するために、かなり積極的にサービス精神の旺盛な
方法で、就職させようとしてきます。
特にすでに卒業生が外資系の企業に就職している場合、優秀な後輩をさらに引き抜かせることはよくある話。
就職難といわれている時代でも、優秀な人材は、企業からは引っ張りだこ、という現実もあるのです。

2011年2月3日木曜日

巧みな語学力で就職する

新卒者の就職はどんどん外国人に押され始めている昨今。YAHOOの最新ニュースによると、ユニクロも新卒者の8割は外国人の採用とのことです。
これは世界展開している企業の宿命でもあり、やはりより語学の優秀な人材はのどから手が出るほどほしいもの。奇しくも英語教育にまったく力を注いでこなかった日本の教育制度の問題が、今となって明るみに出ている感じもしています。

また、ここ最近では中国、韓国をはじめとしたアジアの地域では多岐にわたって優秀な人材はどんどん外資系の企業へと就職しています。
彼らの場合、終身雇用といった考えは初めからないので、どんどん詩文にとって有利な条件を提示する方へ転職を繰り返し、華麗なるステップアップを目指しています。

すでにこういったアジアの人材は世界各国の大手企業から注目されており、日本人もこれに乗らない手はありません。

実際ユニクロも海外進出するに当たり、日本人は海外赴任が当然の使命。
世界中で巧みな語学力は、就職の幅を広げてくれる大きなツールとなっています。

日本人は何かと控えめで、英語力がないと思い込んでいるふしがあります。
一方中国人やアメリカ人は、たとえ片言でも、自分は外国語が話せると、最大限にアピール。自分の素晴らしさを企業にも十分に知らしめる自信と度量の大きさを持っています。
面接試験でハッタリをかませ!とは言いませんが、謙虚すぎるのは、マイナスに作用するだけ。しっかりと自分をアピールする力を持たなくては、就職ですら外国人に負ける時代なのです。

2011年2月1日火曜日

大手企業での内定取り消し

就職難の時代では、内定を取り付けるまでが本当に勝負なのですが、実は内定をもらっても、喜んではいられません。
実際JAL系の企業で、パイロット候補生だった人たちが、土壇場で内定を取り消されてその悔しさを語っています。
新卒者の場合、内定をもらえば、ホッとしてその後の就職活動も、もうやめてしまうことがほとんどですが、こういったことがあっては内定をもらっても、まだ安心することができません。
JAL系列の企業の場合、親会社が経営破たんで、会社更生法に入った手前、そのあおりを受けた形になりますが、実は大企業ほど、そういったリスクも大きいもの。
意外に小さい会社ほど、人材は大切にする傾向があり、大手は非情にリストラを行ったり、内定を取り消すようなケースが最近でも目立ってきています。

逆に内定を取り消すような会社に入社したとしても、その会社の経営がかなり苦しいのは揺るぎもない事実。
本来就職先を決めるのは名前やイメージではなく、実際にその会社がどういったことを行っているのかしっかりと把握し、経営状態も把握しておかなくては、泥船に自ら乗り込むような格好になってしまいかねません。
特にマスコミやテレビのイメージや、過去の業績は、今の時代にマッチしていない会社も多々あります。そういったことにこだわったり、惑わされていると、ただ会社のネームバリューにあこがれて入るような結果となり、厳しい現実に耐えられなくなることでしょう。

不景気の時代はとかく買い手市場に思われがちですが、就職する側も会社を見定める正しい目が必要です。
逆に就職する側から、大手であってもこんな会社には行きなたくない、というプライドを持って、ぜひ就職試験を受ける企業をしっかりと選択してほしいものです。

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