2011年2月1日火曜日

大手企業での内定取り消し

就職難の時代では、内定を取り付けるまでが本当に勝負なのですが、実は内定をもらっても、喜んではいられません。
実際JAL系の企業で、パイロット候補生だった人たちが、土壇場で内定を取り消されてその悔しさを語っています。
新卒者の場合、内定をもらえば、ホッとしてその後の就職活動も、もうやめてしまうことがほとんどですが、こういったことがあっては内定をもらっても、まだ安心することができません。
JAL系列の企業の場合、親会社が経営破たんで、会社更生法に入った手前、そのあおりを受けた形になりますが、実は大企業ほど、そういったリスクも大きいもの。
意外に小さい会社ほど、人材は大切にする傾向があり、大手は非情にリストラを行ったり、内定を取り消すようなケースが最近でも目立ってきています。

逆に内定を取り消すような会社に入社したとしても、その会社の経営がかなり苦しいのは揺るぎもない事実。
本来就職先を決めるのは名前やイメージではなく、実際にその会社がどういったことを行っているのかしっかりと把握し、経営状態も把握しておかなくては、泥船に自ら乗り込むような格好になってしまいかねません。
特にマスコミやテレビのイメージや、過去の業績は、今の時代にマッチしていない会社も多々あります。そういったことにこだわったり、惑わされていると、ただ会社のネームバリューにあこがれて入るような結果となり、厳しい現実に耐えられなくなることでしょう。

不景気の時代はとかく買い手市場に思われがちですが、就職する側も会社を見定める正しい目が必要です。
逆に就職する側から、大手であってもこんな会社には行きなたくない、というプライドを持って、ぜひ就職試験を受ける企業をしっかりと選択してほしいものです。

YAHOO