2011年6月28日火曜日

就職は文系新卒者には不利

就職をするの当たって一番有利な条件は「新卒者」ということ。
特に大手の安定した企業ほど、毎年計画的に新卒者を迎え入れ、社会(会社?)について初めから徹底的に教育する、というのが今なお続いている日本の傾向です。

ただし新卒者といっても全員が就職しやすいわけではありません。
特に就職に不利なのは、文系を先行してきた人たちでしょう。

日本の企業は人材にマルチ的な能力を求めることが多く、理系は専門的に勉強しなくては学べない知識という位置づけになっています。

ということは理系の人が文系的なことをするのは、実際可能なことも多く、一方で文系の人がりてい的な仕事を担うのは、時間がかかるので、あまり採用したくない、というのが人事の本音ともいえます。

実際、日本人は、理系志向が高く、特に長く働くことが当たり前のようになっている男子は、理系の大学に進学することで、より就職のは有利に働く、という考えが多いようです。

一方で文系の新卒者が従事しやすい職種としては、営業、総務、人事、など。
あとは多少の数字を使いますが、経理や法務、監査などの管理部門では文系の人が採用されることもよくあります。

ただし営業を含めてこういった部署は、理系の人でもできない仕事ではありません。

実際大手の製造会社では、セールスにエンジニアとしての知識も持たせ、セールスエンジニアとして育成し、人材を最小限に抑える企業もあります。

また経理や法務の仕事はエキスパートとして、より実務経験のある人材を中途採用で雇うケースもありますし、人数がさほどいらない分、新卒者にとっては狭き門でもあります。

外国に目を向けてみると、あらゆる分野で、その道のエキスパートとして、採用されることも多く、日本ほど、理系志向といった偏りは強くないので、文系を専攻しても日本ほど就職に不利という実感はないようです。

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