2011年3月1日火曜日

就職や転職は「できない仕事」で選択する

就職や転職は、できるだけ自分の希望や理想の会社、また、やりたい仕事に就きたいものです。
でもなかなか自分の思い通りに就職や転職をすることは難しいというのが現実です。

そういうときには、自分自身の間違った先入観や、思いこみといった、イメージだけで企業や仕事にとらわれていないのか、また身の丈に合っていないような、より難易度の高い職業や会社を選択してはいないか、よく考えることも大切です。

特に、これから社会に出て本格的に働こうとする、新卒者や第二新卒者といった若い世代の人は、自分自身の経験や実績がない分、周りに意見に流されたり、先入観だけで仕事を選択しがちです。
社会全体で雇用数の少ない今の時代は、これから就職しようという子供より、むしろ親の方が就職に敏感になっている傾向も強く、とにかく大企業で、安定した会社を選ぶべきだ、という意見も多いのが、実際のところ。
とにかく安定志向、大企業にさえ入っていれば問題ない、という考え方につい洗脳されてしまっているケースも多々あります。

実際に就職するのは本人ですし、働くのは自分なのですから、そこを履き違えてはいけませんし、大企業だからといって何でもいいことばかりではない、ということをぜひ念頭においてください。

まず就職は「自分が働き続けることができる仕事につく」というのが、本来の基準です。

特に、新卒者は、経験や実績がない分、自分は何ができて、何ができないかは、まだはっきりしていないので、自分の希望や理想が時には正しくない、というケースも少なくないのです。

いわゆる大企業といわれるような、従業員の多い、大きな会社ほど、自分の存在は、より小さな歯車のようになるでしょう。
一方で従業員の少ない、規模の小さな会社ほど、自分が会社を動かす達成感はより感じやすい一面があります。

就職や転職がうまくいかない人は、「自分がやりたい仕事」ではなく「絶対にしたくない仕事」をまずは決め、それ以外の仕事に対しては、常に選択肢に入れるように考え方を変えていくことで、違った就職や転職場所が見えてきます。

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