2011年3月25日金曜日

就職とボランティア活動

今回の東日本で起こった震災の影響で、日本の経済にも大きな変化が訪れることが十分に予想されます。

まずは被災地にあった企業は、おそらく再建復興をすることにしばらく時間がかかるので、そういった企業に就職を予定していた人にとっては、かなり厳しくなることが予想されることでしょう。

また今回の震災を境に、業績が上がる分野と、下がる分野が大きく浮き出てきます。
政府は、できるだけ内定を取り消さないように、雇用は安定させるように呼びかけていますが、実際に会社の実情に合わせて、シビアな対応が出ることが少なからず起こることは、ある意味いたしかたないのかもしれません。

一方で、これから就職を控えている若者には、ぜひボランティア活動に参加することも個人的にはおすすめしたいところ。
人のために役立つ行為は、実際頭ではわかっていても、それを本当に行動として移せる人は、少ないのが現実です。

特に就職試験で、これといったアピールポイントのない人にとっては、決してボランティア活動は無駄なことではありません。
実際企業は新卒者の面接で見極めたいところは、他の人にはない力や行動力。
人間性としての高さもチェックしています。
そういった点ではボランティア活動も十分アピールが可能。
一芸秀でている人を好むような企業には、ボランティア力は、自分の一芸として十分アピール材料になることでしょう。

また、そういった活動に参加してみることで、新たな分野をするチャンスにもあります。
頭で考えることと、実際に行動すること、体験することとは大きな違いがあり、経験した人にしかない、説得力があることはその人だけの大きな強みとなります。

働くことは、賃金が発生してなくては、生活として成り立たない現実があります。
ただし、たとえばいまだに親の援助の元、自由な体力と時間を持つ若者がいるのであれば、自分の得意分野を生かしたボランティアに積極的に参加してみることは、就職試験だけではなく、人間としても決して無駄なことではありません。
また、企業としても行動力のある若い人材は、とても魅力的な人材でもあるのです。

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