2011年11月7日月曜日

仕事をする意味をよく考えてみよう

就職難が社会問題になってから、自分のやりたい仕事につけない分、せっかく就職してもすぐにやめてしまうケースが増えています。

確かに今の社会はバブルのころとは違い、どんなに働いても賃金が上がらなかったり、やりたくない仕事をさせられたり、と自分の意見などとても通せないほどシビアな世界になりつつあります。

その一方で、すべてを社会のせいにして、自分の努力を怠っているような、いわば他力本願的な人も決して少なくないのです。

例えば、一度就職して、その後やはり自分の想像と違っていたので、転職を考え始めたとします。
その時は、ぜひその会社の就職試験を受けた時の自分はどういった気持ちで試験に臨んでいたのか。
そして、合格、採用と言われた時にどういった気持になったのか。

そういったことを改めてもう1度振り返り、思い出してみてください。

社会に出て、働き、仕事をして賃金をもらう、ということは決して遊びではありません。
だからそれなりの賃金があり、福利厚生があり、対価があるのです。

また仕事をやめたくなった時には、社会に出て働く意味を一度よく考えてみることも、とても大切なことです。

仕事をするということは、どんな人でも社会の一員として認められ、その存在を必要とされている、という証でもあります。

それでも、その仕事に対して、どうしてもつらさを感じ、もうこれ以上そこで働きたくない、他の仕事に活路を見出したい、と自分が強く思うのであれば、その強い信念を信じ続け、転職するのも一つの方法です。

一方で、どんなにつらい仕事でも、そこに自分の存在価値を見出して、働き続けるのもまたひとつの選択肢。

仕事は、変わるのにも大きな勇気がいりますし、また、あえて変わらないのもまたそれなりに強い信念が必要。

社会には、自分の本当の居場所を求めて何度も転職する人もいますし、あえて過酷な労働条件でも、そこに自分の居場所を見つけて、そのまま働き続ける人もいます。

どんな状態であれ、社会が悪い、時代が悪い、政治が悪い、ととかく人のせいにして、自分自身を慰めている人は、本当の自分の姿を正しい目で見つめることができていないものなのです。

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