「就職難の時代」や「平成の就職氷河期」といわれてから、すでに数年が経過していることもあり、いい就職先が決まらないのは、景気のせいや、社会のせい、日本の経済のせい、と責任転嫁のような考えを持っている新卒者も実は少なくありません。
確かにバブルのころと比較して、今の就職はとてもハードルが高く、自分の理想の仕事や会社にありつけることは、かなりの努力が必要なのも事実です。
でも自分が予想通りに就職できないことを運や時代のせいにしてはいけません。
どういった時代であっても、できる人はそれなりに評価され、できる人は、しっかりと生きていけるという事実こそが世の流れなのです。
実際、最近の若い人は、あまりに我慢が出来ない、といわれています。
面倒くさいこと、難しいこと、誰もやりたがらないことは、積極的に避けている傾向はありませんか?
また、わからないことやできないことに対して、すぐに答えを求めたり、マニュアルを探す人も多いのですが、考えて答えを導き出すプロセスにこそ、社会人として世の中で生きていくためのとても大切な部分である、ということを、ぜひ知ってほしいものです。
就職難の時代に、自分の行きたい職場につけなかった人も多いことでしょう。
でも与えられた仕事から学べることが必ずあるはずです。
紙の上でのテストでは効率的に学ぶ方法があったとしても、効率的に社会で生きていくすべは、それなりに回り道をしなければ、そう簡単には知ることはできないのです。
新卒者の方は、社会に出て1年生。
わからないこと、できないこと、知らないことはあって当然です。
そこで安易に近道を探すのではなく、確実に自分のものにすることこそが、社会人としての成長にもつながり、自分のスキルにもなっていきます。
「仕事を辞めたい、つまらない、こんなはずではなかった・・・」と感じている社会人もたくさんいますが、会社のせいにするのではなく、自分の考え方を変えることで、それはスキルアップにもつながることがあります。
特に新卒者の場合、まだ何も「社会」という仕組みや実態を知らないのに、浅はかな想像だけで、勝手に社会を評価しているようでは、どんな会社に入っても、きっと長くは務まらないでしょう。
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