2011年2月5日土曜日

優秀な人材は外資系に流れている

一般的に東大や京大、一ツ橋など、いわゆる一流大学を卒業した学生は、就職先にも困らない、といわれています。
特に東大はその後国家試験を受けて、官僚になるというのが、よくあるエリートコース。ただしこの流れも最近は外資系にどんどん優秀な人材が流れており、ずいぶんと就職状況も様変わりしています。

これは逆に考えると、東大や京大に準じていた大学の生徒はより就職が難しくなる、ということにもつながります。日本はいまだに学力社会で、学校のレベルは個人のレベルとみなされるのが現状。
偏差値で考えて、東大や京大よりも低い大学をを卒業する生徒は、その就職試験に東大生や、強大性がいることで、一気に不利な立場になります。
いわば、強力なライバルが現れた状態。
特に私立の大学生は就職試験でより偏差値に高い国立系の大学生に内定を取られてしまうケースが増えています。

この背景には官僚のイメージダウンがあります。
今後も官僚は給料が低い割に、仕事が厳しいという現状が起こることが予想されている分、優秀な生徒は、より賃金や雇用環境のいい一般企業への就職を目指すケースが増えることでしょう。

また外資系の企業はより優秀な人材を雇用するために、かなり積極的にサービス精神の旺盛な
方法で、就職させようとしてきます。
特にすでに卒業生が外資系の企業に就職している場合、優秀な後輩をさらに引き抜かせることはよくある話。
就職難といわれている時代でも、優秀な人材は、企業からは引っ張りだこ、という現実もあるのです。