2011年11月17日木曜日

雇用が減っているのは当たり前です

世界中で就職難や、雇用不安、とにかく働きたくても仕事がない、という問題を抱えています。
しかし雇用が減っていくのは、もはや当たり前の話。
刻一刻と清潔環境が変化している時代に、昔と雇用について比較すること自体がナンセンスなのかもしれません。

仕事がなくなる原因の一つに、社会の利便性や生産性、効率化の向上が挙げられていますが、それは私たち自身が求めて生み出してきたことでもあります。

さまざまな分野でのテクノロジーがどんどん進化していくことで、身の回りのことはどんどん機械に置き換わり、その分私たちは、自由な時間を手に入れたり、無駄な労働力を使わずに済んでいる、という恩恵も受けています。

その一方で、機械で済むことはもはや高い人件費を払ってまで、人の手で行う必要もなくなりました。
そうなるのも、考えてみれば当たり前のことですよね。
日本の人口が減っているとか、子供が少ないとか、そういう面よりもむしろ、時代の進化の結果として雇用が少なくなっている点は、大いに認める必要があります。

かといって、テクノロジーが進化していくことが悪いこととは誰も言えないでしょう。
技術の進歩や革新が、雇用を減らしているということは、人間のできる仕事自体が、機械の能力をを上回る必要があるのです。

逆にいえば、機械で済むことは機械にやらせた方が、人間よりはるかに効率的で、低価格で、文句も言わず、無断欠席もせず、確実に行ってくれます。

このまま進めば、未来像として、機械ができない仕事、すなわちテクノロジーを開発し、操る方の人しか仕事がなくなる時代がやってくるのかもしれません。

或いは全く機械が参入できない世界。
人と人とのコミュニケーションをつくることが必要な仕事は、どうしても機械では賄えない分野かもしれません。

世界中で雇用が少ないと叫ばれていますが、そういった道を選んで進んでいるのも、やはり人間社会という現実があることもぜひ知っておいてほしいものです。

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